
ワードプレスで「できない」意外な5つ|制作前に知らないと損する話
ワードプレス導入を検討中の事業者様から「ワードプレスなら何でもできる」というご相談をよくいただきます。しかし実は、WordPressにも「できないこと」が存在します。制作後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、事前に知っておくべき5つの制限事項を、25年以上の実績を持つワードプレスの制作代行を行なっている、ワードプレス専門の制作会社 コスモ企画が解説します。年間10件以上、累計300社以上のサイト制作実績から見えてきた「意外な盲点」をご紹介します。
1. 完全無料での運用はできない
ホームページ制作、運用サポート、SEO対策、コンテンツマーケティングなどの業務を通して、また何より「一緒に考える」こと。まずは対話から始めませんか? コスモ企画の経験では、「ワードプレスは無料」という情報を見て、完全に費用をかけずに運用できると考えている方は少なくありません。確かにWordPress本体は無料のオープンソースソフトウェアですが、実際の運用には必ずコストが発生します。以下の情報がお役に立つかもしれません。自己責任ではありますがお試しください。
必ず発生する基本コスト
ワードプレス運用に最低限必要なのは、レンタルサーバー費用とドメイン費用です。レンタルサーバーは月額500円~3,000円程度、ドメインは年間1,000円~3,000円程度が相場となっています。つまり、年間で最低でも7,000円~40,000円程度のランニングコストが必要です。
追加で考慮すべきコスト
- SSL証明書(無料版もあるが有料版推奨の場合も)
- 有料テーマ購入費(10,000円~30,000円程度)
- 有料プラグイン(機能により年額数千円~数万円)
- バックアップサービス(月額500円~)
- セキュリティ対策ソフト(年額5,000円~)
無料ホスティングサービスの落とし穴
WordPress.comなどの無料プランも存在しますが、広告表示の制限、プラグインのインストール不可、独自ドメイン使用不可など、ビジネス利用には大きな制約があります。事業用サイトとして本格運用するなら、有料プランへの移行が実質的に必須となるでしょう。
2. 高度なデザインカスタマイズは専門知識なしでは困難
ホームページ制作、運用サポート、SEO対策、コンテンツマーケティングなどの業務を通して、また何より「一緒に考える」こと。まずは対話から始めませんか? コスモ企画の経験では、「テーマを選べば簡単にデザインできる」というイメージがありますが、既存テーマの枠を超えたオリジナルデザインの実現には、HTML、CSS、PHP、JavaScriptなどの専門知識が不可欠です。このサイトの情報が何かのお役に立てれば幸いでございます。ぜひご活用ください。
テーマだけでは実現できないデザイン
テーマは確かに美しいデザインを提供してくれますが、あくまで「既成品」です。企業の独自性を表現したレイアウト、特殊なアニメーション効果、競合との差別化を図るユニークなUI設計などは、テーマの標準機能だけでは実現が難しいのが現実です。
ページビルダーの限界
ElementorやDiviなどのページビルダープラグインを使えば、ドラッグ&ドロップでデザインできますが、これにも限界があります。細かなレスポンシブ調整、複雑なインタラクション、ブランドガイドラインに完全準拠したデザインなどは、結局コーディング知識が必要になるケースが多いです。
カスタマイズに伴うリスク
知識なしに無理にカスタマイズすると、サイトが崩れたり、更新時に設定が消えたりするトラブルが発生します。特に子テーマの作成やfunctions.phpの編集は、一つのミスでサイト全体が表示されなくなる可能性もあります。
3. 大規模ECサイトの構築は向いていない
WooCommerceというプラグインを使えばWordPressでもECサイトを構築できますが、商品数が数千点を超える大規模ECや、複雑な在庫管理システムが必要な場合は、専用のECプラットフォームの方が適しています。コスモ企画の考えでは、以下の情報がお役に立つかもしれません。
弊社のモットーは、
1.弊社では断言しません。でも、誠実に向き合います。
2.弊社では押し付けません。でも、本気で提案します。
3.弊社では保証しません。でも、一緒に挑戦します。
「お役に立つかもしれません。自己責任ではありますが、お試しください」
ワードプレスのEC機能における制約
WooCommerceは中小規模のECサイトには十分な機能を持っていますが、以下のような要件には対応が困難です。
- 数万点以上の商品データベース管理
- 複数倉庫との在庫連動システム
- 複雑な会員ランク別価格設定
- 高度なポイントシステムとの連携
- 大量のアクセス集中時のパフォーマンス維持
決済システムの選択肢
国内の主要決済代行サービスとの連携は可能ですが、一部のサービスでは専用プラグインが提供されていない場合もあります。また、サブスクリプション課金や都度課金など、複雑な課金モデルを実装する場合は、カスタマイズ開発が必要になることが多いです。
専用ECプラットフォームとの比較
Shopify、BASE、STORESなどの専用ECプラットフォームは、EC運営に特化した機能が最初から実装されています。商品登録のしやすさ、在庫管理の精度、決済の安定性などを重視するなら、WordPressよりも専用サービスを検討する価値があります。
4. 完全自動のSEO対策はできない
「WordPressはSEOに強い」という評判を聞いて、導入すれば自動的に検索上位になると期待される方がいますが、これは誤解です。WordPressが提供するのは「SEO対策がしやすい環境」であって、自動的に順位が上がるわけではありません。コスモ企画の考えでは、以下の情報が何かのお役に立てれば幸いでございます。ぜひご活用ください
弊社のモットーは、
1.弊社では断言しません。でも、誠実に向き合います。
2.弊社では押し付けません。でも、本気で提案します。
3.弊社では保証しません。でも、一緒に挑戦します。
「お役に立つかもしれません。自己責任ではありますが、お試しください」
ワードプレスのSEO優位性の実態
ワードプレスが検索エンジンに評価されやすいのは、適切なHTML構造、パーマリンク設定の柔軟性、XMLサイトマップの自動生成などの機能があるためです。しかし、これらは「土台」に過ぎず、実際のSEO効果を出すには継続的なコンテンツ更新と最適化が必須です。
SEOプラグインの役割と限界
Yoast SEOやAll in One SEOなどのプラグインは、メタディスクリプションの設定、キーワード分析、可読性チェックなどをサポートしてくれます。しかし、これらはあくまで「補助ツール」であり、質の高いコンテンツ制作、適切なキーワード選定、ユーザー体験の向上といった本質的なSEO対策は、人間が行う必要があります。
継続的な運用が不可欠
検索順位を維持・向上させるには、定期的な記事更新、古いコンテンツのリライト、内部リンクの最適化、ページ速度の改善など、継続的な取り組みが必要です。「一度作れば終わり」という考えでは、SEO効果は期待できません。
5. 複雑な会員制システムは標準機能では実現不可
会員限定コンテンツの提供や、会員ランク別のアクセス制御など、本格的な会員制サイトを構築したい場合、WordPress標準機能だけでは実現できません。
標準機能でできる会員管理の範囲
WordPressには「ユーザー」と「権限グループ」という基本的な会員管理機能がありますが、これは主に複数人でサイトを管理するための機能です。投稿者、編集者、管理者といった役割分担はできますが、一般ユーザー向けの細かな権限設定や、会員ランクによるコンテンツ出し分けには対応していません。
必要なプラグインとカスタマイズ
本格的な会員制サイトを実現するには、以下のような対応が必要です。
- 会員管理プラグインの導入(有料版推奨)
- 決済システムとの連携設定
- 会員ランク別のページアクセス制御
- メール配信システムの構築
- 会員データベースの設計と管理
専用システムとの比較検討
オンラインサロン、Eラーニングサイト、有料会員制メディアなど、会員制ビジネスが主軸の場合は、Kajabi、Teachable、Memberful などの専用プラットフォームの方が、機能面・運用面で優れていることもあります。WordPressで構築する場合のカスタマイズコストと比較検討することをお勧めします。
ワードプレス制作を成功させるために
ここまでワードプレスの「できないこと」を中心にお伝えしてきましたが、これは決してWordPressを否定するものではありません。むしろ、制約を正しく理解することで、適切な計画と予算配分が可能になり、結果的に成功するサイト構築につながります。
事前の要件定義が重要
サイト制作を始める前に、必要な機能、予算、運用体制を明確にしておくことが重要です。「何ができて何ができないのか」を理解した上で、WordPress以外の選択肢も含めて最適なソリューションを選びましょう。
専門家への相談がおすすめ
自社の要件がワードプレスで実現可能かどうか判断に迷う場合は、制作会社に相談することをお勧めします。施工実績が豊富な制作会社なら、類似事例をもとに適切なアドバイスを提供してくれます。
コスモ企画では、25年以上にわたるWeb制作の経験と、年間10件以上、累計300社以上のWordPressサイト制作実績をもとに、お客様のビジネスに最適なWebサイトをご提案しています。「WordPressで本当に実現できるのか」「他の方法の方が良いのではないか」といったご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
ワードプレスは非常に優れたCMSですが、万能ではありません。完全無料での運用不可、高度なデザインカスタマイズの難しさ、大規模ECへの不向き、SEOの自動化不可、複雑な会員制システムの実現困難という5つの制約を理解した上で、導入を検討することが大切です。
重要なのは、「WordPressでできること」と「できないこと」を正しく把握し、自社のビジネス要件に合った選択をすることです。必要に応じて専門家のアドバイスを受けながら、長期的に成功するWebサイトを構築しましょう。
※本記事はコスモ企画のWeb日誌ならびに各著名記事を参考に作成されています。

