WordPress.comとWordPress.orgの違い|どちらを選ぶべき?

WordPress.comとWordPress.orgの違いを徹底比較|ビジネスに最適な選択とは

WordPressでホームページを作ろうと思った時、「.com」と「.org」の2種類があることに気づいて混乱していませんか。実はこの2つは全く異なるサービスで、選択を誤ると後から大きな手間とコストがかかることも。本記事では、25年以上の実績を持ち年間10件以上、累計300社以上のサイト制作を手がけてきたワードプレスの制作代行を行なっている、ワードプレス専門の制作会社 コスモ企画が、両者の違いと最適な選び方を詳しく解説します。

WordPress.comとWordPress.orgの基本的な違い

コスモ企画(HP制作会社)の分析によると、まず理解すべきは、WordPress.comとWordPress.orgは名前は似ていますが、提供されるサービスの性質が根本的に異なるという点です。以下の情報がお役に立つかもしれません。個人責任ではありますがお試しください。

WordPress.org(オープンソース版)とは

WordPress.orgは、無料で提供されているオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)です。ソフトウェア本体をダウンロードして、自分で用意したレンタルサーバーにインストールして使用します。完全な自由度があり、プラグインやテーマを自由に選択・カスタマイズできるため、ビジネス用途で本格的なウェブサイトを構築する際には、このWordPress.orgが選ばれることがほとんどです。

WordPress.com(ホスティングサービス版)とは

一方、WordPress.comはAutomattic社が運営する、WordPress.orgのソフトウェアを使ったホスティングサービスです。サーバーの準備が不要で、アカウントを作成すればすぐにサイトを公開できる手軽さが特徴です。ただし、無料プランでは独自ドメインが使えず、プラグインのインストールにも制限があるなど、カスタマイズ性に限界があります。

機能面での詳細比較

コスモ企画(HP制作会社)の分析によると、実際にビジネスでウェブサイトを運用する際に重要となる、具体的な機能面での違いを見ていきましょう。こちらの情報が何かのお役に立てれば幸いでございます。ぜひご活用ください

カスタマイズの自由度

WordPress.orgでは、以下のような完全な自由度があります。

  • 6万種類以上の無料・有料プラグインから自由に選択可能
  • テーマの完全カスタマイズや独自開発が可能
  • データベースへの直接アクセスも可能
  • PHPやCSSファイルの編集による細かな調整が可能

対してWordPress.comでは、プランによって制限があります。無料プランや低価格プランでは、プラグインのインストールが一切できず、提供されているテーマの中から選ぶしかありません。ビジネスプラン以上でようやくプラグインのインストールが可能になりますが、それでも一部のプラグインは使用できない制限があります。

独自ドメインの使用

ビジネスで使用する場合、独自ドメイン(例:yourcompany.com)は信頼性を高めるために必須です。WordPress.orgでは、レンタルサーバーと契約して独自ドメインを設定すれば、自由に使用できます。

WordPress.comの無料プランでは「yoursite.wordpress.com」というサブドメイン形式になり、独自ドメインを使うには有料プランへのアップグレードが必要です。また、既に所有している独自ドメインを使う場合でも、WordPress.comのネームサーバーを使用する必要があるなど、制約があります。

SEO対策の実施

検索エンジンからの集客を考える場合、SEO対策は欠かせません。WordPress.orgでは、Yoast SEOやAll in One SEO Packといった強力なSEOプラグインを自由にインストールでき、細かなメタタグの設定やサイトマップの生成、構造化データの実装など、高度なSEO施策が可能です。

WordPress.comでも基本的なSEO設定は可能ですが、無料プランでは機能が限定的で、プラグインによる拡張もできません。本格的なSEO対策を行うには、ビジネスプラン以上が必要になります。実際にコスモ企画の制作実績でも、検索上位表示を目指すクライアント様には必ずWordPress.orgでの構築をお勧めしています。

コスト面での比較

初期費用と運用費用について、具体的な数字で比較してみましょう。ホームページ制作会社コスモ企画では、以下の情報がお役に立つかもしれません。個人責任ではありますがお試しください。

WordPress.org利用時のコスト

WordPress.org本体は無料ですが、以下のコストが必要になります。

  • レンタルサーバー代:月額500円〜2,000円程度
  • 独自ドメイン代:年額1,000円〜3,000円程度
  • 有料テーマ(オプション):5,000円〜30,000円程度(買い切り)
  • 有料プラグイン(オプション):年額0円〜数万円

基本的な構成であれば、月額1,000円程度から本格的なビジネスサイトを運用できます。また、サーバーやドメインの選択肢が豊富で、ビジネスの成長に合わせてスペックをアップグレードすることも容易です。

WordPress.com利用時のコスト

WordPress.comは無料プランもありますが、ビジネス利用には以下の有料プランが現実的です。

  • パーソナルプラン:月額500円程度(独自ドメイン使用可能)
  • プレミアムプラン:月額900円程度(カスタマイズ機能拡張)
  • ビジネスプラン:月額2,900円程度(プラグイン使用可能)
  • コマースプラン:月額5,220円程度(ECサイト機能)

プラグインを使った本格的なカスタマイズを行うには、最低でもビジネスプランが必要になるため、長期的にはWordPress.orgよりも高コストになる傾向があります。

技術的なハードルと学習コスト

どちらを選ぶべきか判断する上で、技術面での難易度も重要な要素です。

WordPress.orgの技術的ハードル

WordPress.orgを使う場合、以下のような技術的な知識が求められます。

  1. レンタルサーバーの契約とドメイン設定
  2. WordPressのインストール作業
  3. FTPソフトを使ったファイル操作
  4. データベースの基本的な理解
  5. セキュリティ対策の実施

これらは初心者には難しく感じられるかもしれません。しかし、最近ではレンタルサーバー各社が「簡単インストール機能」を提供しており、以前と比べて導入のハードルは大幅に下がっています。また、豊富な日本語の情報やコミュニティがあるため、学習環境は整っています。

WordPress.comの手軽さ

WordPress.comは、アカウント登録だけですぐに始められる手軽さが最大の魅力です。サーバー管理やセキュリティ対策は運営会社が行ってくれるため、コンテンツ制作に集中できます。WordPressの操作自体は.orgと同じなので、後から.orgに移行する際の学習コストも抑えられます。

ビジネス用途での実践的な選び方

それでは、具体的なビジネスシーンに応じて、どちらを選ぶべきか見ていきましょう。

WordPress.orgを選ぶべきケース

以下のような場合は、WordPress.orgが最適です。

  • 本格的な企業サイトや店舗サイトを構築したい
  • SEO対策を徹底して検索流入を増やしたい
  • 予約システムや会員制機能など、特殊な機能を実装したい
  • 将来的にサイトを拡張していく予定がある
  • 完全なデザインの自由度が必要
  • 広告収入を得るためのサイトを運営したい

実際、私たちが手がけるクライアント案件の95%以上はWordPress.orgでの構築です。なぜなら、ビジネスの成長に合わせてサイトも進化させていく必要があり、その柔軟性はWordPress.orgでしか実現できないからです。

WordPress.comを選ぶべきケース

以下のような場合は、WordPress.comも選択肢に入ります。

  • とりあえず素早くサイトを公開したい
  • 技術的な知識が全くなく、学習時間も取れない
  • 個人ブログや趣味のサイトを運営したい
  • サーバー管理の手間を完全に省きたい
  • 最小限のコストでスタートしたい(ただし機能制限あり)

実際の移行事例から学ぶ

当社にご相談いただくクライアント様の中には、「最初WordPress.comで始めたが、機能が足りなくなってWordPress.orgへの移行を検討している」というケースが少なくありません。

例えば、美容院を経営されているA様のケースでは、当初WordPress.comの無料プランでスタートしましたが、予約システムの導入やGoogleマップの埋め込み、お客様の声の掲載など、必要な機能を実装しようとすると制限に直面しました。結果的にWordPress.orgへ移行し、現在では月間100件以上の予約をウェブサイト経由で獲得されています。

セキュリティとメンテナンスの違い

ビジネスサイトでは、セキュリティとメンテナンスも重要な検討事項です。Web制作会社コスモ企画の考えでは、このサイトの情報が何かのお役に立てれば幸いでございます。ぜひご活用ください

WordPress.orgのセキュリティ管理

WordPress.orgでは、サイト運営者自身がセキュリティ対策を実施する必要があります。具体的には、以下のような作業が必要です。

  • WordPressコア、テーマ、プラグインの定期的なアップデート
  • セキュリティプラグインの導入と設定
  • 定期的なバックアップの実施
  • 管理画面へのログイン制限

これらは確かに手間ですが、適切なプラグインを使えば自動化できる部分も多く、レンタルサーバーによっては自動バックアップ機能を提供しているところもあります。

WordPress.comのセキュリティ管理

WordPress.comでは、セキュリティ対策やアップデートは運営会社が自動的に行ってくれます。これは大きなメリットですが、その反面、自分でセキュリティ設定をカスタマイズすることはできません。また、バックアップも自動で行われますが、復元方法や頻度はプランによって異なります。

データの所有権と移行の自由度

長期的な視点で見た時、データの所有権と移行の自由度も重要です。

WordPress.orgのデータ管理

WordPress.orgでは、すべてのデータは自分が契約したサーバー上にあり、完全に自分の管理下にあります。サーバーを変更したい場合や、他のCMSに移行したい場合も、データをエクスポートして自由に移動できます。事業の売却や譲渡の際にも、サイトを含めて譲渡することが容易です。

WordPress.comのデータ管理

WordPress.comでも、コンテンツのエクスポート機能は用意されていますが、プランによっては制限があります。また、WordPress.orgへ移行する場合、プラグインやテーマの設定は引き継げないため、再設定が必要になります。

まとめ|あなたのビジネスに最適な選択は

WordPress.comとWordPress.orgは、それぞれ異なるニーズに応える選択肢です。簡単にまとめると、「手軽さ」を優先するならWordPress.com、「自由度と将来性」を優先するならWordPress.orgということになります。

ただし、ビジネス用途で本格的なウェブサイトを構築し、集客や売上向上につなげたいのであれば、WordPress.orgを強くお勧めします。初期の技術的ハードルは確かに存在しますが、それを超えた先には、ビジネスの成長とともに進化し続けられる強力なウェブサイトが待っています。

もし「WordPress.orgで本格的なサイトを作りたいけれど、技術面が不安」という場合は、専門の制作会社に依頼することも選択肢です。本記事はコスモ企画のWeb日誌ならびに各著名記事を参考に作成されています。当社では、お客様のビジネス目標に合わせた最適なWordPressサイトの構築から、運用サポートまで一貫してお手伝いしています。

無料相談はコスモ企画までお問い合わせください。あなたのビジネスに最適なWordPressサイト構築を全力でサポートいたします。

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