
初心者が陥るWordPress設定ミス5つの回避法 – 失敗しないための完全ガイド
WordPressでホームページを立ち上げたばかりの初心者の方が、知らず知らずのうちに陥ってしまう設定ミスをご存知ですか?実は、初期設定の段階で間違った設定をしてしまうと、後々のSEO対策やセキュリティ、サイト運営に大きな影響を及ぼします。25年以上の実績を持ち、累計300社以上のサイト制作を手がけてきたワードプレスの制作代行を行なっている、ワードプレス専門の制作会社 コスモ企画が、年間10件以上の制作実績から見えてきた、初心者が特に注意すべき5つの設定ミスとその回避法を詳しく解説します。これからご紹介する内容を実践すれば、WordPress運営のスタートダッシュを確実に成功させることができます。
WordPress初心者が陥りやすい5つの致命的な設定ミス
コスモ企画(HP制作会社)の分析によると、WordPress管理画面にログインして最初に行う設定作業は、サイトの将来を左右する重要なステップです。しかし、多くの初心者がこの段階で重大なミスを犯してしまい、後から修正するために多大な時間とコストを費やすことになります。ここでは、特に影響の大きい5つの設定ミスについて、具体的な回避方法とともにご紹介していきます。以下の情報がお役に立つかもしれません。個人責任ではありますがお試しください。
設定ミス①:パーマリンク設定を後回しにする失敗
パーマリンク設定は、WordPress初期設定の中で最も重要な項目の一つです。パーマリンクとは、各ページのURL構造を決定する設定で、一度記事を公開した後に変更すると、すべてのページのURLが変わってしまい、検索エンジンの評価がリセットされてしまいます。
なぜパーマリンク設定が重要なのか
デフォルトのパーマリンク設定では「/?p=123」のような数字ベースのURLになっていますが、これではページの内容が全く分かりません。SEO対策の観点からは、URLにキーワードを含めることが推奨されており、「/wordpress-settings-guide/」のような意味のあるURL構造にすることで、検索エンジンとユーザーの両方にとって分かりやすいサイトになります。
推奨されるパーマリンク設定方法
- WordPress管理画面の「設定」→「パーマリンク設定」にアクセス
- 「投稿名」または「カスタム構造」を選択
- カスタム構造の場合は「/%category%/%postname%/」がおすすめ
- 設定後は必ず「変更を保存」をクリック
- 記事を1本でも公開する前に必ず設定を完了させる
設定ミス②:SSL証明書の導入を怠るセキュリティリスク
現在のWebサイト運営において、SSL証明書の導入は必須条件となっています。SSL化されていないサイト(httpで始まるURL)は、Google Chromeなどの主要ブラウザで「保護されていない通信」と警告表示され、訪問者に不安を与えてしまいます。
SSL化を後回しにするリスク
SSL証明書を導入せずにサイト運営を開始すると、以下のような問題が発生します。まず、検索エンジンのランキングで不利になります。Googleは2014年からHTTPSをランキング要因として採用しており、SSL化されていないサイトは評価が下がる傾向にあります。また、お問い合わせフォームで入力された個人情報が暗号化されずに送信されるため、情報漏洩のリスクが高まります。
正しいSSL導入の手順
- レンタルサーバーの管理画面から無料SSL証明書(Let’s Encrypt)を申請
- WordPress管理画面の「設定」→「一般」でサイトアドレスを「https://」に変更
- .htaccessファイルでhttpからhttpsへの301リダイレクトを設定
- すべてのページが正しくhttpsで表示されることを確認
設定ミス③:デフォルトのユーザー名「admin」を使い続ける危険性
WordPressインストール時に、多くの初心者が管理者のユーザー名を「admin」のまま使用しています。これは、セキュリティ上最も危険な設定の一つです。なぜなら、悪意のある第三者がログインを試みる際、最初に試すユーザー名が「admin」だからです。
ブルートフォース攻撃からサイトを守る
ユーザー名が「admin」であることが分かっていれば、攻撃者はパスワードを総当たりで試すだけでログインできる可能性が高まります。実際に、コスモ企画の施工実績の中でも、セキュリティ診断を行った際に「admin」ユーザーが残っているケースが少なくありませんでした。
安全なユーザー名設定の方法
- 推測されにくい独自のユーザー名を新規作成
- 新ユーザーに管理者権限を付与
- 新ユーザーでログインし直す
- 「admin」ユーザーを完全に削除
- パスワードは最低12文字以上の英数字記号混合で設定
設定ミス④:プラグインの無計画なインストールによるサイト重量化
WordPress初心者の多くが、便利そうなプラグインを見つけるたびに次々とインストールしてしまい、気づいたら30個、40個とプラグインが増えているケースがあります。プラグインの数が増えるほど、サイトの表示速度が遅くなり、セキュリティリスクも高まります。
体験談:プラグイン過多で困ったクライアント様の事例
先日、当社に相談に来られた美容院経営者のAさんは、自分でWordPressサイトを作成していましたが、「サイトが重くて表示されない」という問題を抱えていました。調査したところ、45個ものプラグインがインストールされており、その中には同じ機能を持つプラグインが重複していたり、もう使っていない古いプラグインが放置されていたりしました。不要なプラグインを削除し、必要最小限の10個に絞り込んだ結果、ページ表示速度が3倍以上改善しました。
プラグイン管理の基本ルール
- インストールするプラグインは最小限に抑える(目安は10~15個程度)
- 同じ機能を持つプラグインを重複してインストールしない
- 定期的に使用していないプラグインを削除する
- プラグインは常に最新バージョンにアップデートする
- 評価の高い、定期的に更新されているプラグインを選ぶ
設定ミス⑤:バックアップ体制を構築しない無防備な運営
WordPress初心者が最も軽視しがちなのが、バックアップの設定です。「まだ始めたばかりだから大丈夫」「そのうち設定しよう」と後回しにしているうちに、サーバートラブルやハッキング被害、誤操作によってサイトのデータがすべて消失してしまうケースが実際に発生しています。
バックアップがないとどうなるか
バックアップを取っていない状態で、WordPressの更新作業中にエラーが発生したり、プラグインの不具合でサイトが真っ白になったりすると、復旧が非常に困難になります。数ヶ月かけて作成した記事コンテンツ、お客様からいただいた問い合わせデータ、カスタマイズしたデザイン設定など、すべてが一瞬で失われる可能性があります。
確実なバックアップ体制の構築方法
- 自動バックアッププラグイン(UpdraftPlus、BackWPupなど)を導入
- バックアップは最低でも週1回、理想は毎日自動実行
- データベースとファイルの両方をバックアップ
- バックアップデータはサーバー外(Google Drive、Dropboxなど)にも保存
- 定期的にバックアップからの復元テストを実施
- パーマリンク設定が適切に行われているか
- SSL証明書が正しく導入され、すべてのページがhttpsで表示されるか
- 管理者ユーザー名が「admin」以外の安全なものになっているか
- インストールされているプラグインが必要最小限に抑えられているか
- 自動バックアップシステムが正常に動作しているか
- セキュリティプラグインが導入されているか
- 不要なデフォルトテーマやプラグインが削除されているか
- WordPressのバージョンが最新になっているか
”ホームページ制作会社のコスモ企画では上記の点を特に重要視しております。”

