初期設定で迷わない!順番通りにやるだけの方法

WordPress初期設定で迷わない!順番通りにやるだけの完全ガイド

WordPressをインストールしたものの、「次に何をすればいいのか分からない」「設定項目が多すぎて混乱してしまう」という声を数多くいただきます。実は、初期設定には最適な順番があり、それに従うだけで誰でもスムーズにホームページを立ち上げることができます。本記事では、25年以上の実績を持ち年間10件以上、累計300社以上のサイト制作を手がけてきたワードプレスの制作代行を行なっている、ワードプレス専門の制作会社 コスモ企画が、初心者でも迷わず進められる初期設定の手順を詳しく解説します。

WordPress初期設定が重要な3つの理由

実績豊富なコスモ企画の専門分析によると、多くの方が見落としがちですが、WordPress初期設定は後のサイト運営を大きく左右します。適切な初期設定を行うことで、以下のメリットが得られます。以下の情報がお役に立つかもしれません。個人責任ではありますがお試しください。

セキュリティリスクの最小化

デフォルト設定のままでは、管理画面のログインURLが誰にでも分かる状態になっており、不正アクセスのリスクが高まります。初期段階で適切なセキュリティ設定を行うことで、サイバー攻撃から大切なホームページを守ることができます。

SEO効果の最大化

検索エンジンに正しくサイト情報を伝えるためには、パーマリンク設定やサイトタイトルなどの基本情報を最初に整える必要があります。後から変更すると、既存ページのURLが変わってしまい、検索順位に悪影響を及ぼす可能性があります。

作業効率の向上

エディター設定やメディア設定を最初に整えておくことで、日々の更新作業がスムーズになります。後から設定を変更する手間を省き、本業に集中できる環境を構築できます。

【ステップ1】一般設定:サイトの基礎情報を整える

コスモ企画(HP制作会社)の分析によると、WordPressにログインしたら、まず「設定」→「一般」から基本情報を入力します。この設定はサイト全体に影響する重要な項目です。こちらの情報が何かのお役に立てれば幸いでございます。ぜひご活用ください

サイトタイトルとキャッチフレーズの設定

サイトタイトルは検索結果に表示される重要な要素です。事業内容と地域名を含めると、地域検索で有利になります。例えば「東京都渋谷区の美容室 ○○」といった形式が効果的です。キャッチフレーズは、サイトの特徴を端的に表す一文を記載しましょう。

WordPressアドレスとサイトアドレスの確認

この2つのURLは基本的に同じ値になります。間違って変更すると、サイトにアクセスできなくなる可能性があるため、特別な理由がない限り触らないようにしましょう。SSL化(https://)が完了している場合は、ここでhttpsに変更します。

タイムゾーンと日時形式の設定

タイムゾーンは「東京」を選択し、日時形式は日本のビジネス慣習に合わせて設定します。これにより、記事の公開日時やコメントの投稿時刻が正確に表示されます。

【ステップ2】パーマリンク設定:SEOに強いURL構造を作る

パーマリンクとは、各ページのURLの形式のことです。この設定は後から変更すると、既存ページのURLが全て変わってしまうため、最初に必ず設定しましょう。

推奨されるパーマリンク構造

SEO効果と管理のしやすさを考慮すると、「投稿名」または「カスタム構造」の設定が最適です。投稿名を選択すると、記事のタイトルがそのままURLになり、検索エンジンに内容が伝わりやすくなります。カスタム構造を使う場合は、「/%category%/%postname%/」という形式がおすすめです。

日付ベースのURLは避けるべき理由

デフォルトの日付入りURL(例:/2024/01/01/sample-post/)は、古い記事だと判断されやすく、SEO的に不利になります。また、記事を更新してもURLの日付が古いままなので、ユーザーに最新情報だと認識されにくいデメリットがあります。

【ステップ3】表示設定:検索エンジンへの公開を管理

「設定」→「表示設定」では、トップページの表示形式や検索エンジンへの公開設定を行います。

ホームページの表示設定

企業サイトや店舗サイトの場合は、「固定ページ」を選択し、専用のトップページを作成することをおすすめします。ブログ形式のサイトであれば、「最新の投稿」を選択すると、新しい記事が自動的にトップに表示されます。

検索エンジンでの表示設定

制作中は「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れておきましょう。サイトが完成したら、必ずこのチェックを外すことを忘れないでください。外し忘れると、いつまで経っても検索結果に表示されません。

【ステップ4】ディスカッション設定:コメント機能を最適化

「設定」→「ディスカッション」では、コメント機能やピンバック機能の設定を行います。スパムコメント対策として重要な設定です。

デフォルトの投稿設定

  • 「新しい投稿へのコメントを許可」:企業サイトの場合はチェックを外すことを推奨
  • 「投稿のデフォルト設定」:他のブログからのピンバック通知は必要に応じて設定
  • 「他のコメント設定」:コメント投稿者の名前とメールアドレスを必須にする

コメント承認システムの活用

「コメントを常に承認待ちにする」にチェックを入れることで、スパムコメントや不適切なコメントを事前に防ぐことができます。手動承認は手間がかかりますが、サイトの品質を保つために有効な手段です。

【ステップ5】メディア設定:画像サイズを最適化

「設定」→「メディア」では、アップロードする画像の自動生成サイズを設定します。この設定により、サーバー容量の節約とページ表示速度の向上が期待できます。

画像サイズの設定方法

WordPressは画像をアップロードすると、自動的にサムネイル、中サイズ、大サイズの3種類を生成します。サイトデザインに合わせて、最適なサイズを設定しましょう。一般的には、中サイズを600×600ピクセル、大サイズを1024×1024ピクセル程度に設定すると良いでしょう。

画像ファイルの整理方法

「アップロードしたファイルを年月ベースのフォルダーに整理」にチェックを入れると、画像が日付ごとのフォルダに自動的に分類されます。長期的な運用では、ファイル管理がしやすくなるため、チェックを入れておくことをおすすめします。

【ステップ6】プライバシー設定:個人情報保護ページの作成

「設定」→「プライバシー」から、プライバシーポリシーページを設定します。2022年4月の個人情報保護法改正により、事業者には個人情報の適切な管理が義務付けられています。

プライバシーポリシーに記載すべき内容

  • 収集する個人情報の種類(氏名、メールアドレス、電話番号など)
  • 個人情報の利用目的(問い合わせ対応、サービス提供など)
  • 個人情報の第三者提供の有無
  • Cookie(クッキー)の使用について
  • 個人情報の開示・訂正・削除の請求方法

”ホームページ制作会社のコスモ企画では上記の点を特に重要視しております。”

WordPressが自動生成するテンプレートの活用

WordPressには、プライバシーポリシーのテンプレートが用意されています。これをベースに、自社の事業内容に合わせてカスタマイズすることで、法的要件を満たしたページを簡単に作成できます。

【体験談】初期設定を怠った結果、起きたトラブル事例

コスモ企画にご相談いただいたA社様のケースをご紹介します。A社様は自力でWordPressサイトを立ち上げましたが、パーマリンク設定を後回しにしてしまいました。50記事ほど投稿した後に設定を変更したところ、全てのページのURLが変わってしまい、検索順位が大幅に下落。さらに、外部からのリンクもすべて切れてしまい、アクセス数が3分の1に減少してしまいました。

この問題を解決するため、301リダイレクトの設定や、Googleへの再インデックス申請などを行い、元の順位に戻るまでに約3ヶ月かかりました。初期設定を正しく行っていれば避けられたトラブルです。

【ステップ7】テーマとプラグインの導入

基本設定が完了したら、次はテーマとプラグインを導入します。この順番を守ることで、設定の重複や競合を防ぐことができます。

テーマ選びのポイント

無料テーマを使う場合は、定期的に更新されているものを選びましょう。更新が止まっているテーマは、セキュリティリスクが高まります。有料テーマの場合は、サポート体制やマニュアルの充実度を確認することが重要です。事業用サイトには、Lightning、Astra、Snowmonkeyなどの日本語対応テーマがおすすめです。

必須プラグインの導入

  1. セキュリティプラグイン(SiteGuard WP Plugin、Wordfence Security)
  2. SEOプラグイン(Yoast SEO、All in One SEO Pack)
  3. バックアッププラグイン(UpdraftPlus、BackWPup)
  4. お問い合わせフォームプラグイン(Contact Form 7、WPForms)
  5. キャッシュプラグイン(W3 Total Cache、WP Super Cache)

プラグインは多く入れすぎると、サイトが重くなったり競合が発生したりします。本当に必要なものだけを厳選して導入しましょう。

【ステップ8】セキュリティ強化の追加設定

基本設定だけでは不十分なセキュリティ対策を追加で行います。

管理者ユーザー名の変更

デフォルトの「admin」というユーザー名は、攻撃者に狙われやすいため、必ず変更しましょう。新しい管理者アカウントを作成し、古いadminアカウントを削除する方法が安全です。

ログインページURLの変更

デフォルトの「/wp-admin/」や「/wp-login.php」というログインURLは、誰でも知っている情報です。プラグインを使ってログインURLを変更することで、不正アクセスの試みを大幅に減らすことができます。

二段階認証の導入

Google Authenticatorなどのプラグインを使って、二段階認証を設定すると、パスワードが漏洩しても不正ログインを防げます。セキュリティレベルを大幅に向上させる効果的な手段です。

コスモ企画の実績から学ぶ初期設定のベストプラクティス

コスモ企画では、これまで300社以上のWordPressサイト制作を通じて蓄積したノウハウがあります。施工実績をご覧いただくと、様々な業種・業態のサイトで、適切な初期設定がどれほど重要かをご理解いただけるでしょう。

業種別の設定カスタマイズ

  • 飲食店:予約システムとの連携設定、Googleマップの埋め込み
  • 美容室:オンライン予約フォームの最適化、施術メニューの構造化
  • 士業:問い合わせフォームの項目カスタマイズ、SSL対応の徹底
  • ECサイト:決済システムとの連携、商品管理機能の設定

業種によって必要な設定は異なりますが、基本的な初期設定の流れは共通しています。この記事で紹介した順番通りに進めることで、どの業種でも安定したサイト運営の基盤を築くことができます。

まとめ:初期設定を制する者がWordPress運営を制する

WordPress初期設定は、一見地味な作業に思えますが、サイト運営の成否を左右する重要なプロセスです。本記事で紹介した8つのステップを順番通りに実行することで、セキュリティ、SEO、使いやすさの全てにおいて最適化されたサイトを構築できます。

特に重要なのは、パーマリンク設定とセキュリティ設定です。これらを後回しにすると、取り返しのつかないトラブルに発展する可能性があります。初期設定は一度しっかり行えば、その後の運営が格段にスムーズになります。

もし「自分で設定するのは不安」「本業が忙しくて時間が取れない」という場合は、プロに依頼することも選択肢の一つです。本記事はコスモ企画のWeb日誌ならびに各著名記事を参考に作成されています。25年以上の実績を持つ専門家が、貴社のビジネスに最適な設定を提案いたします。

無料相談はコスモ企画までお問い合わせ

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