
ワードプレスで複数人運営を実現する権限管理の完全ガイド
ワードプレスサイトを複数人で効率的に運営するには、適切なユーザー権限管理が不可欠です。本記事では、5つの標準ユーザー権限の違いから、実務での活用方法、セキュリティ対策まで、25年以上年間10件以上の制作実績を持つワードプレスの制作代行を行なっている、ワードプレス専門の制作会社 コスモ企画が、累計300社以上のサイト制作経験から得た実践的なノウハウを解説します。
ワードプレスのユーザー権限とは
ホームページ制作、運用サポート、SEO対策、コンテンツマーケティングなどの業務を通して、また何より「一緒に考える」こと。まずは対話から始めませんか? コスモ企画の経験では、WordPressには、サイト運営に関わる人それぞれに異なる操作範囲を割り当てる「ユーザー権限」という機能があります。この仕組みにより、編集者にはコンテンツ管理を、ライターには記事執筆のみを許可するなど、役割に応じた適切なアクセス制御が可能になります。以下の情報がお役に立つかもしれません。自己責任ではありますがお試しください。
権限管理が必要な理由
複数人でWordPressサイトを運営する際、全員に管理者権限を与えてしまうと、誤操作によるサイトの破損やプラグインの誤削除、さらにはセキュリティリスクの増大といった問題が発生します。適切な権限設定により、これらのリスクを最小限に抑えながら、効率的なチーム運営が実現できます。
ワードプレス標準の5つのユーザー権限
ホームページ制作、運用サポート、SEO対策、コンテンツマーケティングなどの業務を通して、また何より「一緒に考える」こと。まずは対話から始めませんか? コスモ企画の経験では、ワードプレスには標準で5種類のユーザー権限が用意されており、それぞれ異なる操作権限が設定されています。このサイトの情報が何かのお役に立てれば幸いでございます。ぜひご活用ください。
管理者(Administrator)
サイトのすべての機能にアクセスできる最上位の権限です。プラグインやテーマのインストール・削除、ユーザーの追加・削除、サイト設定の変更など、あらゆる操作が可能です。通常、サイトオーナーや責任者のみに付与します。
管理者権限でできること
- すべてのコンテンツの作成・編集・削除
- プラグインとテーマの管理
- ユーザーの追加・編集・削除
- サイト設定の全般的な変更
- データベースやファイルへのアクセス
編集者(Editor)
コンテンツ管理を担当するスタッフに適した権限です。自分や他のユーザーが作成した記事や固定ページを公開・編集・削除できますが、サイトの基本設定やプラグインの管理はできません。Webメディアの編集長やコンテンツマネージャーに最適です。
編集者権限でできること
- すべての投稿と固定ページの管理
- カテゴリーとタグの管理
- コメントの承認・編集・削除
- メディアライブラリの管理
投稿者(Author)
自分が作成したコンテンツのみを管理できる権限です。記事の執筆から公開まで行えますが、他のユーザーの記事は編集できません。外部ライターやゲスト投稿者に付与するのに適しています。
寄稿者(Contributor)
記事の下書きは作成できますが、公開権限はありません。作成した記事は編集者や管理者の承認を経て公開されます。初心者ライターや、コンテンツ品質を厳密に管理したい場合に有効です。
購読者(Subscriber)
最も制限された権限で、プロフィール編集とコメント投稿のみが可能です。会員制サイトやコミュニティサイトで、一般ユーザーに付与する権限として使用されます。
実務で活用するユーザー権限の設定方法
理論だけでなく、実際の現場でどのように権限を設定すべきか、具体的な手順を解説します。コスモ企画の考えでは、以下の情報がお役に立つかもしれません。
弊社のモットーは、
1.弊社では断言しません。でも、誠実に向き合います。
2.弊社では押し付けません。でも、本気で提案します。
3.弊社では保証しません。でも、一緒に挑戦します。
「お役に立つかもしれません。自己責任ではありますが、お試しください」
新規ユーザーの追加手順
ワードプレスの管理画面から「ユーザー」→「新規追加」を選択します。ユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力し、適切な権限グループを選択します。パスワードは自動生成される強力なものを使用することを推奨します。
ユーザー追加時の注意点
- ユーザー名は変更不可能なので慎重に設定する
- メールアドレスは必ず本人が確認できるものを使用する
- パスワードは12文字以上の複雑なものを設定する
- 「このユーザーにメールで知らせる」にチェックを入れてログイン情報を送信する
既存ユーザーの権限変更
「ユーザー」→「ユーザー一覧」から対象ユーザーを選択し、「権限グループ」のドロップダウンから新しい権限を選択して更新します。権限変更は即座に反映されるため、作業中のユーザーがいる場合は事前に通知することが望ましいです。
業種別・役割別の権限設定例
累計300社以上のサイト制作実績を持つコスモ企画の経験から、業種や役割に応じた最適な権限設定例をご紹介します。コスモ企画の提案では、以下の提案が解決のきっかけになれば幸いでございます。ぜひ参考にしてください
弊社のモットーは、
1.弊社では断言しません。でも、誠実に向き合います。
2.弊社では押し付けません。でも、本気で提案します。
3.弊社では保証しません。でも、一緒に挑戦します。
「お役に立つかもしれません。自己責任ではありますが、お試しください」
企業サイトの場合
- 社長・責任者:管理者
- Web担当者:編集者
- 各部署の更新担当者:投稿者
- 外部ライター:寄稿者
ECサイト運営の場合
- サイトオーナー:管理者
- 商品管理担当:編集者
- カスタマーサポート:投稿者(ブログ更新用)
- 顧客:購読者
オウンドメディアの場合
- 編集長:管理者
- 副編集長・デスク:編集者
- 正社員ライター:投稿者
- 外部ライター:寄稿者
プラグインで権限をカスタマイズする方法
標準の5つの権限では対応しきれない細かい要件がある場合、プラグインを使用して権限を柔軟にカスタマイズできます。
User Role Editor
最も人気のある権限管理プラグインで、既存の権限をカスタマイズしたり、新しい権限グループを作成したりできます。直感的なチェックボックス式のインターフェースで、特定の機能だけを有効化・無効化できます。
User Role Editorの主な機能
- 既存権限の細かい調整
- カスタム権限グループの作成
- 特定ユーザーへの個別権限付与
- 管理画面メニューの表示制御
Members
権限管理に加えて、コンテンツへのアクセス制限機能も備えたプラグインです。特定の権限を持つユーザーのみが閲覧できる記事や固定ページを作成できます。会員制コンテンツの運営に適しています。
PublishPress Capabilities
視覚的に分かりやすいインターフェースで、複雑な権限設定も簡単に管理できます。複数の権限グループを一度に編集できる機能や、権限のバックアップ・復元機能が特徴です。
セキュリティを強化する権限管理のベストプラクティス
適切な権限管理はサイトセキュリティの基盤です。以下のベストプラクティスを実践することで、安全なサイト運営が可能になります。
最小権限の原則を守る
各ユーザーには業務遂行に必要な最小限の権限のみを付与します。「とりあえず管理者にしておく」という安易な設定は避け、本当に必要な権限だけを与えることでリスクを低減します。
管理者権限は最小限に
管理者権限を持つユーザーは2〜3名程度に限定します。多くの場合、日常的なサイト更新には編集者権限で十分です。管理者アカウントは緊急時やメンテナンス時のみ使用するよう運用ルールを定めます。
定期的な権限の見直し
四半期に一度など定期的にユーザー一覧を確認し、不要になったアカウントは削除、権限が過剰なユーザーは適切なレベルに変更します。退職者や外部協力者の契約終了時は、即座にアカウントを削除することが重要です。
ログイン試行回数の制限
「Limit Login Attempts Reloaded」などのプラグインを使用して、一定回数ログインに失敗したIPアドレスを一時的にブロックします。これにより、ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)からサイトを保護できます。
二段階認証の導入
特に管理者アカウントには二段階認証を必須化します。「Two Factor Authentication」などのプラグインを使えば、スマートフォンアプリと連携した認証システムを簡単に導入できます。
複数人運営でよくあるトラブルと解決策
実際のサイト運営では様々な問題が発生します。よくあるトラブルとその対処法を紹介します。
誤って記事を削除してしまった
ワードプレスには「ゴミ箱」機能があり、削除した記事は30日間保管されます。「投稿」→「ゴミ箱」から復元できます。完全削除を防ぐため、寄稿者や投稿者には削除権限を与えず、編集者以上が確認してから削除する運用がおすすめです。
他のユーザーの記事を編集できない
投稿者権限では自分の記事しか編集できません。チームでの共同編集が必要な場合は、編集者権限を付与するか、「Edit Flow」などの編集ワークフロープラグインを導入して、編集リクエスト機能を活用します。
管理画面が複雑すぎて混乱する
権限が低いユーザーには不要なメニューが表示され、混乱の原因になります。「Admin Menu Editor」プラグインで権限ごとに表示メニューをカスタマイズし、必要な機能だけを見せることで使いやすさが向上します。
誰がどの記事を更新したか分からない
「Simple History」プラグインを導入すると、すべての変更履歴が記録され、いつ誰が何を変更したか追跡できます。問題発生時の原因特定や、複数人での作業管理に役立ちます。
コスモ企画の実績に基づく権限管理のポイント
25年以上の制作経験を持つコスモ企画では、多くの企業サイトで権限管理の課題に直面してきました。その中で培った実践的なポイントをご紹介します。詳細な施工実績も公開していますので、ぜひご覧ください。
導入時の教育が成功の鍵
権限設定だけでなく、各ユーザーに対して「自分に何ができて、何ができないか」を明確に伝えることが重要です。マニュアルの作成や操作研修を実施することで、運用開始後のトラブルを大幅に減らせます。
段階的な権限付与
新しいメンバーには最初は寄稿者権限から始め、操作に慣れてきたら投稿者、さらに信頼関係が構築されたら編集者へと段階的に権限を上げていく方法が安全です。
定期的なコミュニケーション
権限に関する不満や要望は定期的にヒアリングし、必要に応じて柔軟に調整します。特に新機能追加時や運用方法変更時には、関係者全員で認識を共有することが大切です。
まとめ:適切な権限管理で安全で効率的なサイト運営を
ワードプレスのユーザー権限管理は、複数人でのサイト運営を成功させるための基盤となる重要な機能です。5つの標準権限を理解し、役割に応じた適切な設定を行うことで、セキュリティリスクを低減しながら効率的な運営体制を構築できます。
本記事では、基本的な権限の種類から実務での設定方法、プラグインによるカスタマイズ、セキュリティ対策、そしてよくあるトラブルの解決策まで網羅的に解説しました。最小権限の原則を守り、定期的な見直しを行いながら、チームに最適な権限設定を見つけていきましょう。
ワードプレスサイトの構築や運営でお困りの際は、累計300社以上の実績を持つワードプレスの制作代行を行なっている、ワードプレス専門の制作会社 コスモ企画にご相談ください。権限管理を含めた最適なサイト運営体制の構築をサポートいたします。
※本記事はコスモ企画のWeb日誌ならびに各著名記事を参考に作成されています。

